「サッカー」を越える時
2014ワールドカップ
決勝トーナメントベスト16
ぽんきちトトカルチョ6戦すべて的中!
二分の一×6回=0.016 = 1.6% ???あってる?? 算数全然
できないので。
ぽんきちトトカルチョはまあどうでもよくて、大事なのは試合内容です。
う~ん、素晴らしいの一言。特に負けたチーム。
フランス2-0ナイジェリア
前半から後半の途中までナイジェリアペース。
フランスは、ベンゼマをトップの左で使って、あいつが全然
守らないから、その裏をとられまくり。
お前は、いつからメッシやクリロナになった?? まだまだ、そんな立場
じゃないだろ。そもそも、そんな「差」をお前は作れないだろ。
後半から別のFWを入れて、ベンゼマをトップの真ん中にしたら、かなり
落ち着いてきた。
結果は予想通りだが、フランスがいただけないのは、ナイジェリアの中盤の
大事な選手を、やや悪質なファールで途中退場に追いやったこと。これは
いけない。一発レッドは出しづらかったが、あれはあかん。
あの後、一気にフランスペースになった。
あのプレーだけは認められない。
ナイジェリアよくやった。
ああいうプレーで勝ったチームは次に絶対に負けて欲しい。
ベスト8はベンツサッカーを応援する。5-0くらいで、ケチョンケチョンに
してやってください。
ドイツ2-1アルジェリア
ワールドカップの試合は、たまに、本当に極たまに、
「サッカー」を越える
時がある。
この試合のアルジェリアの試合っぷりは、延長後半に「サッカー」を
越えた。
力を出せずに負けた浅田真央ちゃんに「感動をありがとう」は言えないが
(電通にはのせられへんで、わいは!)、力を出し尽くして、そのさらに上を
行ったアルジェリアの奮闘、死闘には正直感動した。
足をつる選手続出の、延長後半最後に、「あの」ベンツサッカーに2点
目をいれられ、「ゲームオーバー、よくやった」の状況で、ノイアーから1点
返したんですよ!アルジェリア国民号泣でしょ。「失敗して負けた」
浅田真央ちゃんに感動するのはおかしいでしょ(いや好きですよ、
真央ちゃんは)。
安易なナショナリズムは、大いに警戒しなければならないが、「サッカー」
以上の何かのためでないと、ああいう試合はできないと思う。
近代ナショナリズムは、確かに「想像の共同体」かもしれない。
ただし、イマジネーションの中にしかない「物語」だからこそ、
発揮できる力があると思う。
「想像の共同体」だからこそ、「近代国民国家」の枠組みはいまだに根強い
んだろうから。
もしかしたら、人間は、「自分のため」ではなく、「自分以外の何かのため」
という「物語」がないと潜在能力がでないのではないかと思う今日この頃。
勝ったのは、ベンツサッカーで構わない。今日もベンツはベンツだった。
ただし、賞賛したいのは、アルジェリア。
日本代表がこういう試合をした時初めて、渋谷のスクランブル交差点で
ハイタッチをするべき。それが、成熟した「サッカー文化」だ。
騒ぎたいからワールドカップで日本代表を応援しているうちは、
一次リーグ敗退で構わない。
ワールドカップは「勝ち負け」ももちろん大事。
だけど、「こういう試合」をする事が一番大事。
それが~いちばんだいじ~~。
え、古い? え、知らない?
残念ながら、日本代表はここまではいっていなかった。
技量ではない。「気持ち」の問題。
僕はかなりの合理主義者なんですが、こういう試合をみると
「気持ち」と言いたくもなる。
This is world cup.
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