ブックオフせどりはせどり禁止+単品管理の影響で減少?
この記事の目次
ブックオフせどりも「ドッグイヤー」?
最近、(セール以外で)ブックオフに行くと、以前ほど
せどりをしている人を見なくなりました。
以前は、いつ行っても「誰かいる」という感じだったのが、
最近は、「誰もいないことの方が多い」です。
執筆した無料レポート
『ぽんきちのせどり2億円物語(上)―完璧なせどりは存在しない。完璧な絶望が存在しないように』
を読み返しても、わずか3年半程度なのに、ブックオフせ
どりにも結構色々なことがあったものです。
「ネットビジネスはドッグイヤー dog year」
(説明は→http://tenaku.seesaa.net/article/134716244.html)
という言われ方をしますが、ブックオフせどりも広い意味では
ネットビジネスに入りますから、ドッグイヤーかもしれません。
イノベーションの普及
以下の話は、この本(名著です。せどり的にも「絶対買う」クラスですね)
からの援用です(僕が考え出したわけではありません。え?当たり前だ?)
エベレット・ロジャーズさんの話は、マーケティングの基本(かつ「本物」)で、
「商品が顧客に普及していくモデル」
の説明ですが、
これはそのまま、
「あるビジネスが普及し、参入者が増えてくる時のモデル」
にもなるので使わせてもらいます。
そのまま「ブックオフせどり」に当てはめて考えてください。
参入者の割合と普及過程(『イノベーションの普及』より)
①イノベーター(2.5%) 初期参入者。
冒険家。ブックオフとアマゾンマケプレができた当初?
この時に、ビームせどりやってたら港区あたりに家が建ってたでしょうね。
②オピニオンリーダー(13.5%)
自ら情報を集め、積極的に参加する人たち。2010年くらいまででしょうか?
③アーリー・マジョリティー(34%)
オピニオンリーダーよりも慎重。参加者に聞いたりしてから参入を決める。
2011年くらい? 僕はこの辺だったかも。
④レイト・マジョリティー(34%)
新情報を疑いの目で見る。だいぶ普及しだしてから手を出す。
ブックオフせどりなら2013年以降ですかね。
⑤ラガード(16%)
最も保守的。「新しいもの」は基本的に採用しないか、
世間的には最後に使い始める層。ブックオフせどりなら2014年~?
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つまり、2014年現在、ブックオフせどりは、普及の初期段階は終わって、既に
成熟市場に入りつつあると言えるかもしれません。
「イノベーター」の頃は、「誰がやってもそれなりにうまくいく」という状況です。
圧倒的にライバルが少なくて、需要の伸びの方が早いからです。
しかし、「アーリー」「レイト」の「マジョリティー」段階になると、工夫が
必要です。供給者(ライバル)が増えて、差別化が必要になるからです。
その頃出てきた「工夫」の一つが、例えば、「バーコードリーダーせどり」
です。圧倒的な効率化が図れるので、一気に普及しました。
今では、KDC200でせどりをするのが当たり前になっています。
「ラガード」になると、「初心者」をなるべく早く抜け出せないと、継続する
ことができません。単純に、市場内のレベルが高くなっているからです。
単品管理とせどり禁止
そして、ブックオフでも「ラガード」の段階になって、ようやく、
せどり対策?
に動き出した感があります。
(バーコードリーダーを使ったせどりが普及しすぎたのが
原因と僕は考えています)
2013年頃から、店によっては、
「バーコードリーダーを使った検索禁止」
等の貼紙を見るようになりました。
ただし、表向き貼っているだけで、マナーが悪くなければ
ノータッチという店も少なくありません。
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もっとも、僕は注意されたことありません。
逆に最近(2014年)は、せどらーが減って、売上が厳しいのか、
マナーよくやっていると、VIP待遇してくれる店もよくあります。
そりゃ、売上が立たなければ、店長大変ですからね。
つぶれるブックオフもたくさんあるのは、明らかに戦略ミス
だと思います。以前書いていたアメブロで何度も書きましたが、
削除されちゃったので
再度書いておくと、今のブックオフのやり方は、
リピーターを減らす事を重視しているようにすら見えます。
商圏が限られた実店舗商売でリピーターを減らすのは、
自殺行為です。そりゃつぶれる店も出てくるでしょう。
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そもそも、本当に、単純な「ビームせどり禁止」をしたいなら、
108円コーナーに店員を常駐させるのと、商品のバーコード
を隠してしまえばそれでおしまいだと思います。
もっとも、ブックオフが取った対策は、
「せどらーが買えなくする」
という方向でした。
(これは、一般客も離れていくと思いますが・・・)
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「単品管理」+「108円を200円にする」です。
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商品を単純に「定価の半額→108円」とするのではなく、
一点ごとに値段設定をして、アマゾンでの価格が高い
ものは、店舗でも高くするというやり方です。
この単品管理は、僕の目からは、「かなり粗い」ように
映りますが(何しろ、アマゾン価格ってすぐ変わりますから)、
意外と効果があったようです。
単品管理+最安値200円の店には、
明らかにせどらーが減りました。
ここで、減った(撤退した)人たちは、いわばかなり単純な
「価格差」によるせどりをしていた人だと思われます。
買えない(仕入れられない)→撤退
という分かりやすい流れです。
ブックオフせどりで生き残るには
「工夫」
です。
それだけで、たぶんずっと大丈夫です。
当店の仕入れに占めるブックオフの割合は減ってきてますが、
仕入れられないのではなく、「減らしている」んです。
仕入れ写真を載せたりするのは、「虚勢じゃありませんよ」という
ことを示しているわけです(われながら発想がちいせ~~)。
(これは2014年6月頃ですね)
まあ、ただ、仕入先を分散し、売り先を分散し、
というのを意識的にしているのは事実です。
その中で、ブックオフはいまだに「最大」の仕入先です。
生き残りの方策は、繰り返しますが「工夫」です。
正直、ライバルが減ってるので、以前より「楽」です。
「工夫」の仕方ですが、ここまで読んで、
「ブックオフせどりで生き残りたい」と考える方は、
僕の無料レポートを読むのは無駄にはならないかと思います。
『ぽんきちのせどり2億円物語(上)―完璧なせどりは存在しない。完璧な絶望が存在しないように』
また、実際はバーコードせどりはまだまだできるわけなので、
「基本」をきちんと理解するのも大事です。
撤退していく人のほとんどは、「基本」が分かっていない
ものと思われます。
「ビーム+ブックオフせどり」の基本が学べるのはこちら。
→http://ponkichi01.com/archives/384
もちろん、「ブックオフ以外のせどり」もいくらでもやりようは
ありますから、絶えずインプットを心がけましょう。
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たまにはどうぞ!
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