せどりやネットビジネスと情報リテラシー
トヨタ→ベネッセ/ 橋本聖子→小渕優子
以前に、「情報リテラシー」が大事だという話をして、
その際に、トヨタやベネッセの不祥事が明るみに出た
経緯にについて触れました。記事はこちら。
→http://ponkichi01.com/archives/1271
以下、少々長いですが、その記事からの引用です。
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(引用ここから)
情報リテラシーは極めて大事です。もちろんせどりをする上でも。
メディア・リテラシーという言葉が有名かと思います。
一言で言えば、「情報の裏を読む力」です。
ベネッセで大量に個人情報が流出しましたね(2014年6月)。
トヨタの大量リコールが数年前にありましたね(2009年)。
共通点があるのか?
あります。
どちらも、「新社長就任直後」に問題が「発覚」しています。
ベネッセなら、マクドナルド(外部)から来た人。
トヨタなら、創業家の御曹司(超内部。創業家の復活)。
極めて単純に考えて、軽い「政変」です。
そもそも、「問題」はそんなに偶然には起こりません。
こういった情報の「裏を読む」ということは、
「何故今明らかになるのか」
と考えるということとほぼイコールです。
新社長にスムーズにやられては困る人が社内に大勢
いるんでしょうね。仮に、新社長が辞めなくても、もしかしたら、
「暗黙の圧力」になるかもしれませんね。
「情報」というのは、誰かが意識して外に出すものです。
まさか、新聞記者やテレビの記者が、取材してこういった
ニュースを見つけてきていると思わないでくださいね(そうい
うものもありますが)。そんなのは「超特ダネ」です。めったに
ありません。
情報を持っている誰かは、「いつどのように出すか」を考えるわけです。
政変直後に「大問題が発覚」というのは偶然ではありません。
ベネッセの「流出」は実は何十年も前からあるのかもしれません。
社内では共通認識だったりして。
でも、大きく表に出たのは今回が初めてなわけです。そして、
それは元マックの新社長が就任した直後だったりするわけです。
ベネッセ内の守旧派の人は、もしかしたら、「新社長に好き勝手や
られては困る」「その前に釘をさしておこう」と考えたかもしれませ
ん。もっと、でかい問題があるのかもしれません。
(引用ここまで)
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さて、ここ数日、小渕優子衆院議員のスキャンダルが
話題ですが、これも完全に「情報の出方」が不自然(ある
意味自然)ですよね。
若い女性閣僚として、経産相という重責についたとたんに
問題が明るみに出る・・・。
そういえば、内閣改造で安倍さんが「女性閣僚」
を何人も抜擢する直前には、「有力候補」だった
橋本聖子議員が、高橋大輔選手に、「逆セクハラ」
する記事が出ましたね。これまた、見事なタイミン
グで。
結果として、橋本聖子は大臣にはなれなかった
わけです。ええ、「結果として」。情報を出した
人にとって一番大事なのは「結果」です。
そう考えると、前回の記事の繰り返しですが、情報は、
「裏を読まないとほとんど意味がない」
「裏を読まないと踊らされる」
という事です。
ハッキリ言って、小渕さん(二世議員というだけで僕は
まったく評価しませんし、そもそも嫌いですが)が、「自
分の支援団体に不明朗な会計が・・・」といったことは
どうでもいいのです。大なり小なり誰でもやっているので
しょう。
ここで言いたいのは、こういった「情報」を見た時に、
「あ、小渕優子は悪いことやって」
と「素直」に読むか、
「橋本聖子の仕返し? いや~、女性議員も大変だね~」
「いや~、自民党の敵は共産党じゃなくて、内部にいるから
おちおち雑談もできないね~」
と「情報の裏を見た上で、表を見る」かは全然違います。
実際、橋本聖子のソチの写真も、小渕優子の政治団体への
不明朗な会計も正直どうでもいいと言えばどうでも良いです
(まあ、どうでも良くないといえばどうでも良くないですが)。
ネットビジネスでも「情報」は命
政治だろうがネットビジネスだろうが、「情報」が命なのは
同じです。
極めて具体的な例ですが、例えば、「新品せどり」をやる場合
は、「アマゾンの在庫復活」というのはいわば最重要情報です。
これを精度高く手に入れられるとしたら?
全然違いますよね。
さらに例えば、「初版限定3000部」が実は全然嘘で、平気で
1万部や5万部刷っているとしたら?
逆に例えば、信頼できる「限定」や「在庫復活が無い事が
分かる情報」の価値は高いですよね?
あるいは、各種商材等でも、「ある程度再現性が高い」ものと
「かなりの確率で終わっているから出てきたもの」では、その
「情報価値」は全然違いますよね。
こういったことは、すべて「情報リテラシー」です。
何も、たまたま偶然、内閣改造前に、橋本聖子の逆セクハラ
写真が、たまたま『文春』に渡ったわけではありませんし、
たまたま、小渕優子が経産相になったとたんに、関連団体へ
の不適切な会計が明らかになったわけではありません。
誰かにとって都合の良いタイミングで、誰かが情報をリーク
しているわけです。
その様に、「情報」とどの程度距離をとってうまく付き合えるか
で世界の見え方はだいぶ変わってきます。
もちろん、せどりやネットビジネスの結果も変わってくるでしょう。
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