ネットビジネスと旧メディアの親和性
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ネットビジネスと旧メディアの親和性
昨日、かなり久しぶりにテレビを見たのですが、
たまたま小渕優子さんの辞任会見をやっていました。
映像(動画)というのはやはり強いもので、ずっと
原稿に目を落として、「私は知らなかった」という
姿は、「まあこの人はこの程度か」と思わせるに
十二分だったかと思います。
テレビと言えば、ネット以前の「四大メディア」、
新聞・雑誌・ラジオ・テレビ(広告代理店や周辺業界
では、「シン・ザツ・ラ・テ」と言われます)の筆頭
のようなものです。
せどりは「ネットビジネス」の一つですが、ネットビジ
ネスと旧メディアの親和性というのを感じたので少々。
ネットビジネスはまだ「歴史」というほどではないので、
検証が完全に終わったとは言えませんが、ある程度の
傾向は出てきているように思います。
私見+ネットビジネス実践者の感想等から考えると、
ネットビジネスと旧メディアの親和性の順序は以下かと
思われます。
テレビ強し!
ネットビジネスと旧メディアの親和性。
==========
1位 テレビ
2位 なし
3位 雑誌
4位 新聞
圏外 ラジオ
==========
ネットとの親和性の場合、「検索」との
親和性とも言えます。
そういう意味では、
●テレビ見た→気になった→スマホやPCで検索した●
という流れが大きくあるような気がします。
雑誌は、一見親和性が強そうで、実際2012年位まで
はかなりの威力を発揮していたと思いますが、最近は、
新刊雑誌自体が全然売れなくなっています。
(返品率40%とかはもう危険水域です)
これは、裏を返すと、FREE戦略の一つであるテレビの
強みだと思います。雑誌は基本有料なので、読者に
「お金を出してでも欲しいコンテンツ」と思われなくな
っている気がします。
特に、ネットは基本無料(FREE)なので、雑誌と同じような
情報はネットで得る人が多いのかもしれません。
新聞・ラジオ・・・。固定読者のみの世界に?
新聞はユーザー層がネットとはまったく違う気がします。
もちろん重なる部分もあるでしょうが(僕とか)、大勢として
新聞読者はネット嫌い、ネットユーザーは新聞嫌いという
流れがある気がします。
特に「世代間の差」が大きいかと思います。
団塊世代(2014年で65歳以上とか)と、団塊ジュニアで
大きな断絶があるように思えます。団塊世代の読者が
ドンドン減っていくと(まあいつかは死にますから、人間は)、
新聞はかなりきつくなるでしょう。
歴史というのは、「連続」と「断絶」という視点で見ると
理解が深まるわけですが、新聞に関しては世代間の
断絶の方が連続よりも圧倒的に強そうです。
さらに決定的なのは、テレビはもともとたいして「信頼」
されていないと思われますが、団塊世代には根強い、
「新聞信仰」のようなものがあるように思えます。
だからこそ、「従軍慰安婦誤報問題」等で朝日新聞が
あれだけ叩かれるわけです。でも、僕ら世代(30代)よ
り下は、おそらく、もともと、たいして朝日新聞を信用
していません(まあ僕は)。
だから、何を(メディアの内輪で)盛り上がってるんだという
程度の印象です。プロレス見ているようなものです。プロレス
の方がきちんとしたショーなのでよっぽど面白いです。
ラジオについては、タクシードライバーやトラック運転手、
車で回る営業マンくらいの固定読者(聴く人?)オンリー
の世界になっていくのではないでしょうか。
商売としてネットビジネスと旧メディアを考えるならテレビ一択
そうすると、せどりをはじめとしたネットビジネスを旧メディアとの
つながりで考えると、リサーチ対象は「テレビ」一択かと思われます。
(もちろん新聞や雑誌の影響が0というわけではないですよ。
あくまでも「大きな流れ」の話です)
具体的には、
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
テレビで紹介された商品→一気に値上がり
テレビで紹介された事の関連商品→一気に値上がり
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
この流れはある種の鉄板です。
そうすると、次は、上記のような商品を以下に効率的に
見つけるか、という点になってきます。
まさか、一日中、複数モニターで見続けるわけにはいき
ません(そういう事をするなら他の商売ができそうです)。
ですので、「ネット」の各種ツールやらtwitterやらを
使って、「ほぼ自動」で情報が入ってくるようにするのが
良いと思います。そういった意味での親和性もありますね。
大事なのはクロスリファレンス
おそらく今後大事になるのは、
「常にメディア同士を相互にクロスさせるという意識」
だと思います。
物を売るにせよ、集客するにせよ、個々のメディアを
それだけで完結させるのではなく、相互に掛け合わせ
ることで威力を倍加させていくとでも言いますか。
とにかく、孤立させてそこだけで終わらせない、という
発想が重要になるでしょう。
思考法というのは、いわば心の持ち様ですから、
色々なメディアに触れた時に、常に「他でどのように
使えるか」を意識するという事です。
それによって、せどりの売上だけをとっても結構
変わってくると思います。
後、具体的には、ネット上の「無料」のものをどれだけ
有効に使えるかも大事になるでしょう。
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