ゆうパック値上げ;FBAパートナーキャリアサービスとせどりはどうなる?
ゆうパック23年ぶり値上げへ
ゆうパックが2015年8月1日から価格を改定する
(基本料金を値上げし、割引額を拡大)
ことが決まりました。
一月くらい前にあった、
「特約ゆうメール廃止騒動」
とは違い、こちらは確実です。
(結局ガセネタでした)
基本料金は(サイズやら行き先やらで違うようですが)
●30円~320円の値上げ●
になるようですね。
逆に、「持ち込み割引」や「同一宛先割引」は
(消費者にとって)「改良」されるようです。
ただし、FBAパートナーキャリアの場合、「持込割引は
適用されない」とアマゾンのヘルプに書いてあります・・・。
アマゾンのFBAに納品する際にゆうパックを使ってい
た人からすると、極端ではないにしても、それなりの
影響はあるかもしれません。
FBAパートナーキャリアサービスはどうなる?
のパートナーは日本郵便のゆうパックですが、
これはどうなるんでしょうね?
パートナーになったとたんに、「値上げ」ってのは・・・。
運送業者と契約をせずにやっている、個人のせどらー
などには、FBAパートナーキャリアはありがたい制度
だったと思うんですが・・・・。
もし仮に、ゆうパックの値上げによって、FBAパートナー
キャリアの値段も上がるんであれば、アマゾンと日本郵便
に対する出品者の信頼は地に落ちるでしょう。
(「まさか出来レース?!」みたいな)
安心して仕組みを作れないですからね。
逆に、ゆうパックは値上げするけど、FBAパートナーキャリア
の値段は変えないなら、「アマゾン頑張ってくれた」となるでしょう。
せどりと配送
自己発送にしてもFBAにしても、「せどりと配送」は
「男と女」みたいなもので、うまく組み合わせればう
まくいくし、うまく組み合わせないと失敗する、とて
も大事な要素です。
当店は、FBA納品と自己発送はヤマト運輸をメインに使ってます。
非常にありがたいことに、個人レベルの零細規模にも関わらず、
各種「恩恵」「おめこぼし」をうけています。
今回のメール便廃止でも・・・・(自主規制)。
海外発送(アマゾン輸出)では、しょうがなく日本郵便を使って
ますが、今後、ヤマトの国際配送関係等がより整備されてきたら
「ノータイムの脊髄反射」
でヤマトに切りかえます。
だって、郵便局の官僚体質が嫌いだから。
そもそも、なぜヤマトの担当者がよくしてくれるかですが、
別に賄賂を渡しているわけではありません(渡しても良いですけど)。
基本的にやっている事は一つです。
●仕事上の約束は必ず守る(嘘はつかない)●
です。
運賃交渉等も、「やってくれ、下げてくれ」だけでは、
相手もやりづらいです。
「やりやすいような環境を作ってあげる」
ことが大事ですね。
例えば(というか実際そうしたんですが)、ある程度、
期間も量も実績を積んだら、
「ここまで下げてくれたら、向こう●年間は、
0円の所があってもヤマトの宅急便しか使わない。
物量としては、だいたいこれくらいは確実です」
と言うと、相手としては、「ある程度の量が定期的に
見込める」わけです。そうすると、営業所の上司にも
話がしやすいですよね。
交渉事はすべからくそういった要素があります。
「こちらは、ここを我慢するから、そちらはこうしてくれない?」
という「落とし所を前提とした話」にする事です。
「人は何かをされるとお返しをしないとという気持ちになる」
ことを「返報性の原理」と言って、消費者心理学なんかでは
常識ですが(デパ地下の試食とか)、これも一種の「返報性の
原理」です。
「相手が譲歩してくれたんだから、頑張って話をまとめよう」
と(無意識に)思うわけです。これは、時代や地域や文化を問わず、
かなり普遍的な現象であることが明らかになっています。
(参考文献)
(せどり的にも有名な本です)
一方的に、「他にも業者はいるんだぞ、下げろ下げろ!」という
のは、(よっぽどの大手でもなければ)ほぼ意味がありません。
当店には、「ヤマトより安い金額」で佐川も日本郵便も営業に来ま
したが、断りました。約束の●年間の間だったからです。
愚直に約束を守っていると、結果として、各種「サービス」や
「お目こぼし」をしてもらえて得をします(しています)。
そんなものです。
日本郵便は、もともと「国営」で、その名残が職員にも残っている
人が多いので、この種の「交渉」が下手な人が圧倒的多数です。
そうは言っても、ヤフオクの入金とかは、「ほぼ郵貯銀行」と
いう感じですから、「何だかんだ言って『お上』」的な体質の
人が日本人の多数派なのかもしれませんけど。
なんにせよ、せどりと配送は大事な問題なので、外在する各種の状況と、
内在する自分の商売の状況をうまく組み合わせていく事が大事でしょう。
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