ヤマダ電機46店閉鎖で家電せどりはどうなる?
この記事の目次
ヤマダ電機46店閉鎖へ
家電量販店最大手(最大手だったんですね)のヤマダ電機が、
全国1000店の直営店のうち、46店を2015年5月末
までに閉店する事が発表されました。
主に、地方や郊外にある、いわゆる「不採算店」を中心に
一気に閉鎖するようです。これまでの「拡大路線」の転換に
なりますね。
これまでは「新規出店・出店!」で全都道府県に店舗があり、
2011年3月期の売上は2兆1532億円でしたが、201
5年3月期は1兆6643億円に急降下していました。
(33%減というのはかなりの数字ですね)
もっとも、せどらーにとっては、このニュースはそんなに、
「NEW」ではないかもしれません。この4年の間に、ヤマダ電機
の「特価ワゴンセール!」などはドンドン縮小したりいろいろな
ことがあったので、
「ヤマダ電機の経営がうまくいっていない」
のは家電を扱うせどらーには常識だったと言えます。
(もう、マスを対象とした「ニュース」っていうのは、その
分野を少しでも知っている人には、「オールド」なんです
よね。正直、ニュース的な「マスメディア」は厳しいと思
います。新聞とか。個人がやってる、専門ブログの方が、
質も高いし、ナマの活きている情報だったりします)。
下手したら、そろそろ
「世の中には『せどり』という商売があって、それで利益を
あげている人がいるんですよ、みなさん!」
みたいな『ニュース』が新聞に載るかもしれません。
どんだけゆっくりだ、みたいな。
ヤマダ電機閉店セールは狙い目?
閉店するヤマダ電機46店では、大なり小なり
『閉店セール』
的なことをやるはずですので、まあ、狙い目かも
しれません。
こちらに、閉店する店舗一覧が住所と営業時間付きで載ってますね。
ヤマダ電機閉店店舗一覧
http://blackwannabe.net/post-2588/
近くにあればのぞいてみるのも悪くはないと思います。
さて、大事なのは、苦境が広く一般にも知れ渡った
後で、ヤマダ電機を使った家電せどりがどうなるかです。
家電量販店せどりはどうなる?
家電に限らず、『新商品』は社会システムが変わ
らない限り出続けるわけですから、せどりができ
なくなることはないでしょう。
ただし、ヤマダ電機でせどりをするなら、ヤマダ電機
の方針に合わせた形でフレキシブルに動いていく必要
があるかと思います。
これはあらゆるタイプのせどりで同じだと思います。
あるいは、あらゆる商売、あらゆる活動で同じかも
しれません。
アクションとリアクションの兼ね合いが大事だという事です。
まあ、このブログでいつも「せどりはシンプル」と言って
いるように、仕組みがかんたんなので、家電量販店せどり
の基本を守って、サーチを続ければ良いだけという単純な
結論にもなりそうですが・・・。
せどりからは少し離れますが、ヤマダ電機に限らず、少々
気になることがあるので、少し考えてみたいと思います。
国内+B to C が厳しいのか?
ヤマダ電機は「消費税増税」の影響があったとの事ですが、
予定ではもっとあがりますよね?
ヤマダ電機、日本マクドナルド、シャープ・・・
苦境が伝えられる企業に共通しているのは、
【国内需要を中心とした、B to C の商売】
です。
B to C=Business to Consumer、対消費者の商売。
B to B= Business to Business、対企業の商売。
例)
書店=B to C (対取次とか対出版社の場合、B to B)
取次=B to B
さて、アベノミクスで株価(日経平均)は上がって
いるのに、これはどういうことなんでしょう?
もしかしたら、消費者の購買活動がそんなに活発
じゃないんですかね?
せどりって、もろにB to C ですから、最終消費者の
動向が大事になります。
消費者の動きがどこに向かっているのかは常に頭に
入れておいて良いかと思います。意識するだけで違います。
そのさいに、
事象を「丁寧」に見ることが大事です。
例えば、せどりをやっている人ならよく知っているわけですが、
「CDが売れない」
という言説があり、事実、実店舗はドンドン閉店していて、
全体の売上も下がっています。
だから、「CDが売れない」ということを全体として
否定することは難しいかもしれません。
でもですね、もう少し丁寧に見てみると、実は
「売れているCD」
もありますよね。しかも、アホみたいに。
そうです、ジャニーズやらミスチルやら、SEKAI NO OWARIやら、
BABY METALやらの「初回限定版」とか「完全生産限定版」とか
といったCDは、
「アホみたいに売れまくる」
わけです。それこそ、プレミア化しても需要がついてきますよね。
いわゆる「予約転売」系商品です。
丁寧に見ると、
●全体のCD消費量は減っている●
●でも、一部の人気ミュージシャンに人気は集中し、その中でも、
「限定」系商品は「売れまくっている」●
という事がいえます。
これをさらに掘り下げると、
●売れているのはCDじゃなくて「特典」であることが多い●
と見ることもできそうですね。応用が利きそうな発想です。
もう一点は、何だかんだ言って、
●関心は集中する●
ということです。
この点については、「アマゾンランキング」に関する無料レポート
で書いていますので、よろしければどうぞ。
(せどりをする上では必須知識です)
→http://mailzou.com/get.php?R=77643&M=31838
良い悪いとか主観とか感情は別にして、「事実を正確」に捉えることが重要です。
つまり、まあ大雑把な新聞レベルの事象報告を鵜呑みにせずに、
丁寧に現実をみていくと、いろいろなやり方は出てくるという
ことです。
ヤマダ電機からだいぶ遠くまで来ましたが、本質的には同じです。
ヤマダ電機が苦境で、ワゴンセールがなくなっても、(ほぼ確実に)
丁寧に家電せどりを追求すれば必ず道はあると思います。
どうでもいいですけど、株価と言えば、せどりと株式投資って似ていますよね。
株式投資とせどり投資の本質は一緒
アベノミクスのおかげで、株はあがってますが、日銀が~~~
とか、GPIF(年金積み立て)が~~とかほぼ「官製相場」の
様相を呈してることも指摘されます。
とはいえ、「官製」ではあっても、外国人投資家が
あほみたいに資金をつぎ込むのには理由があると思います。
たぶんですが、ジョージ・ソロスとか、ウォーレン・バフェット
といった一流の投資家はもう少し深く・丁寧に見ていると思います。
(話したことないから分かりませんけどね)
つまり、「官製相場だから買い」という単純な発想ではない
ということです。
もう少し大きく、それこそグローバルに見ているのかな~と
思います。つまり、アベノミクス→官製相場→買い買い買い!
ということではなく、
アベノミクスの中身が、世界全体の資金シフトの枠組みの中でどうなのか?
(日本株に資金が流れる状況なのかどうなのか)
といった感じですかね。
そういった「ヨコ」展開と同時に、彼らには長年の経験もありま
すから、歴史的な事実や実体験という「タテ」展開もできるでしょうね。
そうすると、「日本の官製相場」というものも、もっともっと、
厚みや深みを持って理解され、その上で、「買い」なのか「売り」
なのかを「賢明な投資家」は判断していると思われます。
これはせどりも一緒です。
規模が違うのと、「モノ」を動かすかどうかという違い程度です。
仕入れは投資です。どれだけの「厚み」を持って、その商品を理解し、
利益を生み出していくかという事です。
上手になればなるほど、簡単になります。
株式投資は1000万とか、3000万とかないと難しいかもしれませんが、
せどり投資は、1万からでもできますしね。
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タグ:ヤマダ電機, ヤマダ電機 家電せどり, 家電量販店せどり
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