1億円借金するんだ
金持ち父さんと言えば不動産投資
経済的側面での生き方という意味で、
21世紀の多くの日本人に大きな影響を与えたのは
『金持ち父さん』シリーズですが、
この本のどこが日本人にとって特に衝撃的だったかと言うと、
「お金を稼ぐ→雇われる」
という、長いこと植えつけられた「常識」を覆して、
(日本の教育は基本的には、従順な労働者を育成
するシステムなのでうまくいっているといえばうまく
いっているわけですが・・・)
逆に、経済的に成功したければ、
「雇われるのではなく、自分のビジネスを持て」
(own your business)
という世界観を提示したことでしょう。
そして、それを実践するために、金持ち父さんが紹介していたのが、
「為替や株式投資」
「会社経営」
「不動産投資」
etc.
といった手法です。
本が書かれたのが、まだ「ネット前」だったので、当然と言えば
当然ですが、すべてそれなりの「資本」を前提としたものですね。
上記の中でも、金持ち父さんが実際にやっていた(ように書かれている)
のが不動産投資です。
1億円も借りるの?
2016年8月11日(木)の朝日新聞朝刊一面に
「アパート経営 家賃保証トラブル多発」
という記事が載っていました。
簡単に言えば、アパートという不動産に投資して、
トラブルに巻き込まれたということなのですが、
僕が驚いたのは、その金額です。
例としてあがっていた二人が投資した額はどちらも
●1億円●
でした。
1億円というのは、普通の個人が、
「さて、独立するか」
といって簡単に用意できる額ではないですよね?
実際、その記事でも銀行からの借り入れ(要するに
借金)と書かれていました。
借金だからトラぶってお金が入ってこなくなる、あるいは
入ってくる額が減るとリアルにまずいわけです。
『金持ち父さん』
を読んだ時に思ったのは、
●この本は現実社会のリアルにかなり食い込んでいる
●ある意味「非常識」でありながら説得力がある
●読みやすいしバカ売れするのも分かる
●売れ続けるのも分かる
といったプラスの側面が主でした。
同時に、
でも、この人の手法は
●一定の投資する資産が必要
●不動産投資は、回転できないトラブルが発生した場合困りそう
●スムーズにレバレッジを利かせていくには、優れた不動産を見
つけ続ける「目利き」が必要なのでは?
という事でした。
朝日新聞の記事はまさに『不動産投資のトラブル』を書いている
わけですが、それにしても『1億円』ないと始められないんですね。
1億円回収するのにどれくらいかかるんでしょうね。
時代は変わる
しかし、ご存知のように、金持ち父さんから20年弱、世界は大きく
変わりました。
『ネットビジネス』の出現です。
の記事にも書きましたが、とにかく、ネットビジネスは始めるのに
お金がかかりません。
それでいて100万円もあれば十二分に「億」を目指せます。
個人が100万円を用意するのは、正直そんなに大変だとは思いません。
必死にバイトして倹約すれば、健常な人間ならほとんど誰にでもできる
でしょう。
それに、
にも書きましたが、ネットビジネスを本格的に始めるには100万円も
要りませんしね。とりあえずは10万円で大丈夫です。
それにしても時代の変化は早いですね。
個人が大きく稼いでいくには、
低資金でネットビジネスを始め、それなりの資金が出来たら、
それを「金持ち父さん」風の各種投資に回していくのが良いの
かもしれません。
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