トレンドせどり|先読みせどり|リアルタイムせどり
トレンドせどり、先読みせどり、リアルタイムせどり、
色々な呼び方があるようですが、要するに、
一時的な需要の伸びで、価格とアマゾンランキング
が急上昇するのに合わせて商品を売るせどり手法
です。
「需要の伸び」のおもな要因は、メディア(いまだにTVの影響力
は強いです)への露出ですが、場合によっては、ニッチ
(隙間)な市場では、「そこだけでトレンドになる」ような事もよく
あります。
トレンドせどりの具体例としては、
2014年5月に、チャゲ&飛鳥の飛鳥さんが覚醒剤関連で
逮捕され、レコード会社が「商品回収」を行った時などは、
関連商品が一気に値上がりしました(すべてではありません)。
僕も結構売ったので、いくつか記事で紹介しています。
商品としては、ブックオフで950円位で売られていた、こういったもの
が6000円~7000円で飛ぶように売れていきました。
チャゲアスはやや特殊事例ですが、アマゾン内では、常に何がしか
のトレンドが存在します。そういった意味では、トレンドせどりはある
意味永遠に続けられると言えなくもありません。
また、先読みせどりのように、先々の需要急増を見越して商品を仕込む
こともできます。メディアというのは、「ミックス」しやすいものなので、
小説やマンガを原作とした映画が公開される際などは、大々的に
キャンペーンが行われ、露出が増え、その結果需要が急増します。
日本で「メディアミックス」といえば、角川書店ですが、いまだにその
手法は健在なようで、映画公開と同時に、映画の帯をつけた新装
文庫を発売するなどといったことは普通に行われています。
では、需要が増え、価格も上昇し、アマゾンランキングも上がるので
あれば、トレンドせどり、先読みせどり、リアルタイムせどりは「良い事
ずくめ」なのでしょうか?
メリットとデメリットをまとめました。
メリット
●爆発力がある;アマゾンランキングが極端に良い物=トレンドなので
●利幅も大きい;物販の利益率としては別格です。50%以上が普通です
●常に何がしかの「トレンドせどり」は可能
デメリット
●常に「トレンド」を探し続けなければならない
メリットについては既に書いたので、デメリットにも言及します。
「トレンドせどり」とは、言い方を変えれば、「すぐに使えなく
なる商品を対象にしたせどり手法」
という見方もできます。
「今年の流行語大賞」がある種の「言葉狩り」であるのと同じです。
「今年の流行」ということは、来年はもうダメだと言っているのとほぼ
イコールですから。
ですので、トレンドせどりをメインにするとなると、
「永久にトレンドをリサーチし続けなければ」
なりません。
もちろん、労力をかけるだけの効果がある場合も多々ありますが、
「常に最先端の服をチェックして着続けなければならない」
のは気苦労が絶えないかもしれません。
大山巌(西郷隆盛のいとこ。明治には薩摩閥のトップ)が生真面目な
森鴎外に言ったような感じで書くなら(本当に言ったかどうかは分か
りませんよ。いかにも言いそうですが)、
「森君。
勉強されるのもよか。存分にされよ。
じゃっどん肩も肘も張らんでよか。
疲れもはんか」
というイメージです。ず~~~っとせどりのリサーチを続けなければ
ならないわけですから。
一方、爆発力はなくても、いわゆる「鉄板商品」というのは、リサーチ不
要です。気苦労ゼロです。
僕のオススメは、「鉄板商品」と「トレンドせどり」のミックス
(ミックスせどり)です。
また、「先読みせどり」に関しては、常に失敗のリスクがあります。
何故なら、「映画が公開されたら」「ドラマが始まったら」
「イベントがあったら」必ず価格が上がるわけではないからです。
また、最近(現在2014年6月)は、
トレンドせどりがトレンドになりつつあるので、
以前に比べると、トレンドの供給が増えました。
当然ですが、供給が増えれば、価格は上がりません
(アマゾンランキングは上がります)。
たとえば、現在(2014年6月)、ワールドカップ・ブラジル大会の
直前ですが、かなりのせどり関連媒体で、「ワールドカップとせどり」
が叫ばれているからか、僕がいつも売っているサッカー関連の
鉄板商品は、出品者が通常の5倍以上になっています。アマゾンラ
ンキングは1000位程度と、かなり「トレンド」です。
ただし、ある種のレッドオーシャンになっているので、
トレンドだけれども、普段よりも利益が出ない価格になってしま
っています。
つまり、現状では、トレンドせどり自体がトレンドになりつつあるので、
誰でも彼でもが「トレンド+せどり」で思いかべるような商材で
は稼ぎづらいと思います。
上記の商品を公開しないのは(一部の人には公開しています)、
トレンドが去ると、出品者も一気にいなくなり、また「鉄板」に戻る
からです(まあ、今でも値段はそんなに変わっていませんが)。
トレンドで食いついたせどらーは、「トレンドでもダメなんだから、
これは稼げない商材だ」と判断し、今後はサーチすらしなくなる
可能性が高いです。おそらく8月くらいには優良商材になってい
るものと思います。もちろん、ワールドカップ中にさらに需要が高
まれば、探して売りますけどね。
今稼ぎやすいのは、ワールドカップのように、あらゆるメディアで
取り上げられるイベントよりも、一部で需要が高騰しているものの
方がやりやすいかもしれません。そういった意味では、良い意味で
「おたく的」に、狭い分野を突き詰められる人は、底堅くトレンドせど
りができるかもしれません。あるいは、ある一つのテレビ番組だけで
取り上げられて、局所的な需要が生まれた場合などもいいかもしれ
ません。他の「トレンドせどらー」が気づかないから。
なんにせよ、トレンドせどり、先読みせどりが、稼ぎやすい手法で
あるのは間違いがありません。
大事なのは、リサーチの精度とスピードです。
せどりって、結局は「効率」ですから。
ちゃお
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