チケットの高額転売やPSVRの転売について
人気コンサートのチケットや話題のゲーム機PSVRの
転売がメディアなどでも話題になっています。
その辺りをせどり目線で少々。
是非はおいておいて
とりあえず、転売の是非はおいておこうと思います。
あらゆるプレイヤーが自分の立場でモノをしゃべるの
(ポジショントーク)は当然の事なので、是非の話は
その人の立場次第になりますから。
僕の場合、転売はやってますが、新品やチケット、
ゲーム機はほとんどやらないのでこの場合多少ニュ
ートラルかもしれません。
そもそもそんなに甘くない
メディアに出てくる話を見ていると、
「転売業者は暴利をむさぼっている」
といったニュアンスでたいがい語られますが、
一業者としていうと、どんな分野でもそんなに
甘くはないと思います。
例えば、PSVRが大人気だ! といっても、それを
転売するためには、
【先に動いておかなければなりません】
先に動くという事は、必ずしも利益が保証されていない
状況で、たくさんのものを予約等しておくという事です。
これはやれば分かりますが、そんなに簡単なことでは
ありません。
そもそも、PSVRは高値になりましたが、これまでに
いくらでも、
「期待に反してまったく値上がりせず、
結果として大赤字になった」
という人気新品商品はありました。
この場合、損切りです。
そして、その回数の方がおそらくは多いでしょう。
では、そういったリスクをヘッジして、値上がりが
確実な状況になってから仕入れる場合はどうでしょうか?
そうです、既に市場で普通に買えなくなっているわけです。
コンサートチケットも同じです。
値上がりが確実視されるようなものは、入手がかなり
困難です。逆に簡単に買える物は、値上がりする確率
も低いです。
各種報道を見ていると、
「転売業者は簡単に何倍もの値段で売っている」
といったニュアンスのものが多いですが、
何倍もの値段で売れるものを簡単に仕入れているのだと
したら、相当な実力だという事ですね。
まあ結局みんな自分の利益のために動くということですね
音楽業界も、ゲーム業界も、新品販売会社も、転売業者も、
取締り当局も結局みんな自分の利益のために動くわけです。
それ自体はいわば至極当然の事です。
転売業者としては、やはり、利益と労力(リスク)の兼ね合い
を見て、対象商品を検討(リサーチ)するという、これまた
至極当然の事になるんでしょう。
メディアの報道を見ていると、
「誰でも、簡単に、儲けられる事が行われている」
みたいな、どこかの情報商材のセールストークでで見た
ような文言が並んでいたので、そんなに甘くないよとい
う事を一転売業者として書かせてもらいました。
もちろん、メディアだって自分たちのために書いてるわけです。
間違っても彼・彼女らが「社会の公器」だなどと思わない事が
実は一番大事かもしれませんね。
いがいと、最も喜んでいるのは、多くのお客さんに喜ばれそうな
メシの種(ネタ)が来た!というメディアだったりして。
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