日記;スタンド・バイ・ミー
9:30起床。快晴。
終日仕事と子守。
途中で数時間空いたのでせどり仕入れ一軒。
昨夜読んだ本に『スタンド・バイ・ミー』が出てきたので
みたくなってDVDを見る。
"I never had any friends later on like the
ones I had when I was twelve.
Jesus, does anyone"
「12歳の時のような友達はその後できなかった。
誰でもそうではないだろうか?」
少年時代(の終わり)を描いた名作ではあるが、いつ見ても
新たな発見がある。
今回は、12歳にして彼らの孤独の深さが辛かった。
うちの息子もいつかはこういう時を経るんだろう。
斉藤孝が村上春樹の『ノルウェイの森』で描かれる孤独を
「これは僕がなめた孤独とは違う」
と言ったらしいが、僕はかなりの村上春樹ファンではあるが
(いわゆるハルキストとは違うと思うけど・・・)、この点は
斉藤孝に同意する。
物語の中に孤独という言葉は特には出てこないかもしれないが、
スタンド・バイ・ミーの少年たちには圧倒的孤独感がある。
これは、ある種のアメリカ的絶望かもしれないし、彼らが大人に
なって、小さな田舎町で希望無く生きていくと、トランプに投票
するようになるのは容易に想像できる。
村上春樹に描かれるアメリカもアメリカだが、スタンド・バイ・ミー
のアメリカには圧倒的なリアルな感覚がある。
リアルな孤独だ。
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