2019年9月のGoogleアップデートでSEO対策はこの4点が変わる!2020年以降は?

2019年9月のGoogleアップデートでSEO対策はこの4点が変わる!2020年以降は?
2019年9月下旬にGoogleがアルゴリズム(検索順位決定の仕組み)、
SEOのアップデートをしたと発表しました。
Googleが公開している資料等から詳細を分析し、2019年、2020年
以降の最新のSEOについて考えてみたいと思います。
2019年9月のgoogleアップデートでSEOの基本は変わらない
結論を先に書くと、
2019年9月末のGoogle SEOアップデートまとめ
1 SEOはEAT!(専門性、権威性、信頼性)―無意味な記事の量産ダメ
2 露骨なアフィリ、広告はもちろんダメ
3 著者がより大事に(プロフィール等)
4 高評価サイトからの被リンクの質+サイトへの言及
となります。
つまり、
2019年9月のgoogleアップデートでSEOの基本は変わらない
と思われます。基本は変わらず強化されていく感じです。
ここで言う「SEOの基本」は、
・(googleが考える)良質なコンテンツ(記事)かどうか
・独自性、専門性のレベルが高いコンテンツかどうか
・嘘や誇張が含まれていないか
・(上記のような信頼できるサイトから)被リンクがあるか
といった辺りです。
それらが結果として、
検索者の質問・知りたい事に分かりやすく答えるコンテンツ
になります。
この辺りのベーシックなSEOは2019年も2020年以降も変わらない
でしょう。
いわゆる「SEOにおけるEAT」ですね。
●Expertiseー専門性
●Authoritativenessー権威性
●Trustworthinessー信頼性
(関連記事)
2019年9月のgoogleアップデートで強調されたのは?
ただし、2019年9月末のSEOアップデートで強調された(これまで
と変わった)点ももちろんあります。
1 記事量産だけではダメ
以前は、「記事数」というのはサイト全体の評価を上げるための
SEO対策として有効とされていました。
実際、有効だったと思います。
ただ、今回のSEOアップデート(2019年9月末)では、Googleが
公式ページにわざわざこのように記述しています。
「コンテンツが大量生産されていたり、多数のクリエイターへの
外部委託によって制作されていたり、大規模なサイト ネットワーク
に散在しており、個々のページまたはサイトのプレゼンスが低下して
いないか?」
Google のコア アップデートについてウェブマスターの皆様が知っておくべきこと
(2019年10月1日火曜日)
google公式のお達しですから、今ごろ、外注ライターによる
記事量産で大型サイトを作っている人や企業は青くなってい
るかもしれません。
もちろん、「良質な記事の量産」ならいいのでしょうが、そうではなく、
専門性のない二流ライターがまとめた中途半端な記事がたくさんあっても
SEO上は評価しませんよ(むしろ評価を下げますよ)という事になりそう
です。
これは、GoogleによるSEOアップデートとしては、
意外と大きな変更かもしれません。
ただ、この点も、ここ数年Google様がおっしゃっている、
「SEOにおけるEAT」(専門性、権威性、信頼性)
からすると矛盾はしていません。
これまで以上に、「記事の質・専門性」にうるさくなるのかも
しれません。
2 広告・アフィリエイト目的が露骨だと順位は下がる?
上記で紹介した、gooleからのお達しには以下のようにも書かれています。
「コンテンツに、主要なコンテンツを妨害したり注意をそらしたりする
ほどの大量の広告が掲載されていないか?」
Google のコア アップデートについてウェブマスターの皆様が知っておくべきこと
(2019年10月1日火曜日)
これは個人的に良く分かります。
正直、2018年、2019年頃になると、グーグルで何かを検索しても、
「よくできたアフィリエイトサイトしか上位に出てこない」
「google=ステマ」
みたいな状況になってきているなと感じていました。
そりゃそうなるのも必然で、アフィリエイトや広告報酬という
「ご褒美」があるから、時間とお金を使って個人や企業はコンテンツ・
記事を書くわけですからね・・・。
ですが、それがあまりにも「露骨」だといけませんよとgoogleは
言ってきたわけですね。
「広告だらけ」のサイトは減る事になりそうでそれはそれで
良かったです。
個人的には、「意味なく長文」にしている記事もどうにかなり
ませんかね?意外と上位表示されてますよね?
「wordpressに必須のプラグイン50選!」
みたいな記事ですね。
プラグイン50個もいらないから!
そんなに入れたらサイト動かないから!
3 EAT→プロフィールもより大事になる?
ここまでの話からすると、2019年9月末のGoogleのSEOアップデート
では、SEO対策におけるEATが大事なのは継続され、強化されている
ようです。
●Expertiseー専門性
●Authoritativenessー権威性
●Trustworthinessー信頼性
ですね。
となると、当然ですが、
「誰が書いているの?」
という部分もより大事になります。
いわゆる「著者紹介・プロフィール」です。
「コンテンツは、明確な情報源、関係する専門知識の証明、著者または
コンテンツを公開しているサイトの背景情報(著者ページへのリンクや
サイトの概要ページなど)など、掲載されている情報が信頼性の高いも
のであることを示すための情報を提供しているか?」
Google のコア アップデートについてウェブマスターの皆様が知っておくべきこと
(2019年10月1日火曜日)
ただ、プロフィールはいくらでも詐称できるので、きちんとした
リンク(出典)を貼ったり、内部ページのつながり(SEO内部対策)
といった細かな点も気にした方が良いかもしれません。
その上での「プロフィール」が大事になるのでしょう。
4 「被リンクの質」がこれまで以上に大事に
ここまでの流れをつなげると、理の当然として、
「被リンクの質」
がこれまで以上に大事になるのは間違いありません。
数年前にあった、
・被リンクの購入
・被リンクの自作自演
なんかはもう論外でしょう。
SNS等でのそのサイトへの言及(サイテーション)がこれまでよりも
さらに影響してくるでしょう。
その道の専門家(とグーグルが認識する人やサイト)から言及され
たり、被リンクをもらえると、おそらくですが、そのサイトの評価は
これまで以上に上がる事になるのでしょう。
海外のSEO専門サイトにも以下のような記述があります。
Links and even unlinked mentions are measured
I asked Gary about E-A-T. He said it’s largely based on links
and mentions on authoritative sites. i.e. if the Washington post
mentions you, that’s good.
(訳)
被リンクだけでなく、リンクのない言及も、評価されるでしょう。
ゲイリーにEATについて聞いたら「権威のあるサイトのリンクと(リンク
なしでも)言及が評価される」と語りました。つまり、ワシントンポスト
があなたに言及した場合、それは良い評価に繋がります。
出典:https://www.mariehaynes.com/eat/
被リンクの質だけでなく、(リンクなしでも)「サイトへの言及」だけでも
SEOに影響するという時代になっていくようですね。
となると、「グーグルに評価されているサイト」の価値はこれまで以上に
高くなりそうです。
実は、既に何度も言及している
Google のコア アップデートについてウェブマスターの皆様が知っておくべきこと
(2019年10月1日火曜日)
に、Googleが外部リンクを貼っているのです。
Googleが公式に求めた「良質サイト」という事になります。
出典:https://webmaster-ja.googleblog.com/2019/10/core-updates.html
こういった被リンクや言及をもらえるとSEO対策としてはかなりの
高評価なのでしょう。
まとめ
以上、
2019年9月のGoogleアップデートでSEO対策はこの4点が変わる!2020年以降は?
でした。
Googleは「検索エンジンへのユーザーの信頼を取り戻したい」の
だと思います。
記事内で書いたように、ここ数年のGoogleは、中途半端なまとめ方
の記事や、無駄に長文のコンテンツが上位に来て、そのほとんどは
アフィリエイトはアドセンス等の広告報酬目当てが露骨という感じ
でした。
となると、多くのユーザーは、twitterやfacebook、あるいはamazon
で本を買って「悩みを解決」するようになるかもしれません。
そうなると、googleは大変ですからね。
2019年9月末のgoogle・SEOアップデートを再度まとめると、
2019年9月末のGoogle SEOアップデートまとめ
1 SEOはEAT!(専門性、権威性、信頼性)―量産ダメ
2 露骨なアフィリ、広告はもちろんダメ
3 著者がより大事に(プロフィール等)
4 高評価サイトからの被リンクの質+サイトへの言及
となります。
まあ、要するに、
質の高い記事をちゃんとした人間が書けよ。
あと、アフィリ、アドセンスは良いけど、露骨にやるなよ。
という事ですね。
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