無在庫転売のリスクはこの5つ!空売りは魅力か?ツールは?2020年!
無在庫転売(いわゆる「空売り」)は、資金が0円から始められる
ので、多額の仕入れ資金を用意できない多くの人にとって、とても
魅力的です。
「無在庫転売」は資金0円でもできるのは事実です。
そしてそれはかなりの魅力でしょう。
では、無在庫転売(空売り)に「リスク」はないのでしょうか?
この記事では「無在庫転売のリスク」とそれを回避する方法〔ツール)
についてまとめてみました。
無在庫転売のリスクはこの5つ
1 売れたけど仕入れができない
2 アカウントの低評価が避けられない
3 低利益率
4 アカウントリスクが常にある
5 商品知識が増えない
先にまとめると、上記5点が主な無在庫転売(空売り)のリスクに
なるかと思います。
1 売れたけど仕入れができない
「無在庫転売」〔空売り)は、事前に仕入れをする必要がない〔仕入れ
資金がいらない)のが最大の魅力です。
同時に、売れたらその商品を仕入れなければなりません。
ここで非常によくあるパターンは、
●出品時にはどこでも買えたものが売れた時にはプレミア化している●
というものです。
つまり、普通にネットショップやヤフオク、メルカリなどで仕入れると
赤字になってしまうような形ですね。
これは、構造上ほぼ確実に起こります。
というのも、あなたの「無在庫商品」が売れるという事は、お客さんは
他にはないからあなたから買っている事が多いからです。
僕も以前に「無在庫転売」〔空売り)を頻繁にやっていた時は、
この
「売れたけど仕入れられない」
ケースが多発しました。
特に「新品系」で「無在庫転売」〔空売り)をやると、100%に
近い確率で
「売れたけど仕入れができない」
という問題が出てくるはずです。
数年前は、いくらでもキャンセルできたので、ただ「キャンセル」して
おけばよかったのですが、2020年現在、アマゾンに限らず、多くのプラ
ットフォームでは、キャンセル率が高いとアカウントリスクが高くなり
ます〔下記に詳述)。
また、しかたなく「赤字で仕入れて送る」という方法を取ると、そもそも
「無在庫転売」最大のメリットである資金リスクがないという所と重なって
しまいます・・・。
2 アカウントの低評価が避けられない
「売れたけど仕入れられない」問題は、アカウントの低評価に直結します。
仮に、売れて仕入れられたとしても、時間がかかりますので、同じ事です。
ほぼ確実に一定の低評価がつきます。もちろん、低評価を消すといった行為
は常にリスクがあります。
また、ドロップシッピング的にアマゾンのセラーなどから「直送」した場合、
見覚えのないセラーから納品書が届くという事になります。
それを避けるために、一度自分の所に送ってから発送という手段をとると、
「時間」「コスト」ともにかかってしまいます・・・。
輸入や輸出の場合、例えコメントに「10日くらいかかる」とか書いてい
ても、読まないお客さんもたくさんいます。「それはそちらの都合でしょ」
的なやつですね。
輸入、輸出の場合、「1 売れたけど仕入れられない」問題は、国内転売
ほどは起こらないでしょうが、低評価リスクは避けがたいと思われます。
ですので、低評価をもらわないための事前フォロー〔コメント)、アフター
フォロー〔発送の連絡、到着の確認)を徹底した方が良いでしょう。
3 低利益率
無在庫転売(空売り)はほぼ必ず低利益率になります。
これは、これだけならリスク要因としては、小さいかもしれませんが、
他の要素(アカウントリスク等)と絡めて考えると、
「その程度の利益率なのにビクビクやるのは・・・」
といった事になりがちです。
そもそも、なぜ、無在庫転売(空売り)は低利益率になるのでしょう?
参入障壁が低いのでやろうと思えば誰でもできるからです。
それこそ、資金がいらないからですね。
輸出・輸入になると、「英語の壁」「メンタルブロック」「関税の壁」
などがあり、参入者は減りますが、それでも、低利益率になるのは
間違いないです。
実際に僕がamazon.comで無在庫転売〔輸出)をやっていた時は、
ドンドン参入者が増えて、2000円の商品で売れた時の入金が2600円、
送料が500円みたいな事もありました・・・。
同じ条件だと、価格競争以外にできる事がなくなりますからね・・・。
4 アカウントリスクが常にある
アカウントの低評価はアカウント停止や削除などのアカウントリスクに
直結します。
そもそもメルカリなどは、無在庫販売を規約で禁止しています。
アマゾンも、多くの新品系セラーが消えていきました。
アカウント凍結等が常に行われています。
〔関連記事)
上記した、
「売れたけど仕入れができない」
点について言えば、2020年時点では、アマゾンは一定のキャンセル率以上
のセラーにはアカウントの警告→停止→削除を行っています。
2012年頃などは、好きなだけキャンセルできたのですが、今はダメです。
正直な所、
・低利益率
・アカウントリスク
この二点のバランスから見ると、2020年時点では、
「無在庫転売」〔空売り)のうまみは以前ほどない
といえます。
5 商品知識が増えない
最後の点は、「無在庫転売」〔空売り)だけをやっていると、
基本的に商品知識が増えません。
新しく出た人気商品等をプレミア価格で出品して、定価で
仕入れるのが無在庫転売の基本となりますから、どうしても
焼畑農業的になります。
もちろん、新しい商品というのは実質永遠に出続けるので、
商材がなくなるという事はないでしょうが。
さて、では、「無在庫転売」(空売り)のリスクをなくす〔少なくする)
方法はあるのでしょうか? あります。
「無在庫転売」(空売り)のリスクをなくすにはツールの使用
以下の要素を兼ね備えたツールを使えればかなりの程度で「無在庫転売」〔空売り)
のリスクを減らせます。
1 商品の仕入先の在庫とリアルタイムで連携している
2 仕入れができなくなったら、すぐに出品を取り下げられる
基本的にはこの二点で良いわけですが、なかなか現実的には難しい
ですよね?
「1」は多くのツールがありますが、1と2を同時にほぼ完璧にできる
となると、かなり高性能・高価格のツールになるのではないでしょうか?
リスクの基本となるのは「売れたけど仕入れられない」ですから、
上記二点がクリアできればいいんですけどね・・・。
まとめ―無在庫転売のリスクはこの5つ
1 売れたけど仕入れができない
2 アカウントの低評価が避けられない
3 低利益率
4 アカウントリスクが常にある
5 商品知識が増えない
リスクを回避するには、
1 商品の仕入先の在庫とリアルタイムで連携している
2 仕入れができなくなったら、すぐに出品を取り下げられる
を兼ね備えたツールを使えば良いですが、寡聞にして知りません。
結論から言うと、「無在庫転売」〔空売り)は低資金でできるという
メリットはかなり魅力的ですが、上記のようなリスクもある事を理解
して行う必要があるでしょう。
個人的には、2020年現在は、以前ほど「無在庫転売」〔空売り)は
簡単ではないのと、アカウントリスクが高くなっているので、あまり
オススメはしていません。
〔関連記事)
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